1型センサー搭載で35mm換算24-200mm相当のレンズを備えた超万能コンデジ、SONY RX100M7。
先日のログでは、ボケと高感度ノイズ(明所)に関する検証?のようなものをやってみました。
カメラを語る上でもう一つ気になるのは、やはり「解像度」「解像感」といったものでしょう。被写体がどれだけ精細にクッキリ写るか?ということですね。
残念ながらマクロ撮影ができないRX100M7ですが、できるだけ寄って撮影してみたところ、コンデジの非マクロレンズとしては十分な解像感があるんじゃないかなと個人的には思ったところです。
お酒のラベルを撮ってみた
ということで、今回の被写体はこちら。
貰い物のお酒で、詳細はわからないのですが、石川県の吉田酒造店(https://tedorigawa.com/)さんが作られているお酒というところまでは調べました。東北人にはあまり馴染みがないのですが、「百万石乃白」という酒米を使用した純米酒で、柑橘系の甘やかな風味が特徴のようです。
このお酒のラベルは、小さい文字の印刷や、特徴的な和紙の質感などが出ており、カメラの写りを試すのにちょうどいいかなと思って被写体に選びました。
まずはロゴを写してみましょう。50mm相当の焦点距離で、F11までギッチリ絞ったら、ここまで寄って撮ることができました。
ロゴの部分を拡大するとこの通り。ドット絵で描かれたようなスタイルのロゴがよく解像されていると思います。よく見ると、黒のベタ塗りではなく、真ん中に白の点々がポツポツ入っているんですね。肉眼では気づきませんでした。
和紙の凸凹もしっかり表現されていますね。マクロ撮影でなくとも、クロップでここまでの絵が見られるのなら、コンデジとしては合格点ではないでしょうか。
続いてはこちら。より細かい文字を撮影してみましょう。
同じく50mm相当の画角でF11にし、目一杯寄ってみました。
一部を切り出したのがこちら。
文字の止めや払いまでしっかりと描いている様子が見えます。「醸」のような画数の多い漢字もしっかりと写し撮っていますね。
文字がちょっとだけ滲んで見えるような気もします…
印刷の具合か?はたまたピント合わせがうまくいかなかったか?あるいはレンズまたはセンサーの限界か?判断がつきかねます。ここは別の被写体も使って、新たな検証が必要です。
ついでにキャップも撮ってみました。奥行きのある被写体ですが、F11まで絞ったおかげで、手前と奥とで解像感にそれほど差はないように見えます。
拡大したのがこちら。気持ち、奥側がボケているような気もしますが、これだけクッキリしていれば十分でしょう。
静物の撮影には強そう
今回は、ISO100&F11でシャッタースピードを思いっきり下げての撮影だったため、ノイズも少なくカリッとした写真が撮れました。明るい場所での静物撮影ならこういうセッティングで撮れるので、このコンデジでも十分に綺麗な写真が撮れるのではないかと思います。
花のおしべやめしべをマクロで撮るような超高解像度撮影はできませんが、日常的な物撮りとしては実用的ではないかと思います。
もう少し立体的な被写体を撮影した場合にどうなるのか?ということについては、今後検証が必要になってきそうですね。
最近は天気が良く、気温も高めの日が続いているので、カメラを持ち出していろいろ撮ってみようと思います。
【余談】このお酒はいったい何者なんだ…?
「吉田蔵u」「百万石乃白」「貴醸酒」で検索しても、このお酒の情報が全く出てきません。このお酒をくれた方は、「頒布会などでしか手に入らない、一般には出回らないお酒」とおっしゃっていたのですが、あまりに情報少なすぎませんかね?
石川を訪れた際には自分でも買いたい!何かこのお酒についてご存知の方がいらっしゃいましたら、是非コメントをお願いします(切実)!
※情報収集を呼びかけたくてこのお酒を題材にした、というところも正直あります…
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